ぎっくり腰調整セミナー
こんにちは。
先日(6月20日)、「ぎっくり腰セミナー」を受講してきました。
コロナで中断している時期もありましたが、2~3ヶ月に1度、卒業した学校でセミナー受けています。
腰痛のセミナーは、ここ5年間で4度目でしたが、毎回新しい発見や気づきがあります。
腰痛は日本人の80%が経験する、もはや国民病というような存在です。
そのうち椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、圧迫骨折など原因が特定できるのは15%で、残りの85%は非特異的腰痛(X線画像などでは原因が特定できない「見えない腰痛」)です。
どんな腰痛もきっかけがあります。徐々に進んでいく場合もあれば、ぎっくり腰のように急にガツンとくるのあります。
そんな初期や急性期の段階でしっかり治しておかないと、悪化したり慢性化します。
梅雨~夏のぎっくり腰
「ぎっくり腰」の原因は様々ですが、季節によって傾向があります。
今現在の梅雨~夏にかけては自律神経の影響からくるものが多いです。気圧の変化が交感神経を刺激し血管を収縮させるので筋肉が硬くなりやすいです。体に乳酸が滞りやすく体がだるかったり、痛みも感じやすくなります。
筋肉が硬くなってるので、ふとしたきっかけで「ぎっくり腰」になってしまう事があるんです。
気温も高くなってきましたが、お風呂に使った方が、筋肉を緩めることができるので、ゆったり湯船に浸かりましょう。
梅雨時期に腰痛がでる人は多いですが、コロナ禍のストレスや運動不足で、さらに増えています。
今まで腰痛と無縁だった方も気を付けましょう。
体の歪みが、腰痛のきっかけ
ただ体が硬くなっただけでは、腰痛はでません。体がゆがんでいる(左右差がある、ねじれている、体の前側と後ろ側の筋肉のバランスが悪い、脊柱のS字曲線が失われている等)と、動作の途中で一点に負担が集中して、体を痛めてしまいます。
人間は、高度なバランス感覚が必要な2足歩行をしていますので、1ヶ所がゆがむと他の部分も連動して歪みます。
腰痛だけではありませんが、痛みがでている人は、骨盤、顎や目の高さ、背中の筋肉の高さ、手足の筋肉のハリ、足指の形など、様々な場所に左右差が出ています。
全部が本来の場所に戻ると、1点に負担が集中することがなくなるので、姿勢が改善されるとともに痛みが改善されます。
無防備に「くしゃみ」「重い物を持つ」、座りっぱなしはNG!
「くしゃみ」や「咳」も、瞬間的に椎間板に負担がかかり、ぎっくり腰や椎間板ヘルニアを誘発することがあります。くしゃみによる椎間板圧縮力は、なんと最大237kg重にも達します。
衝撃を和らげるために、くしゃみをするときは上体をやや後ろに反らせて直立性を維持するか、机や太ももに片手をついてくしゃみによる腰への負担を軽減しましょう。
椎間板ヘルニアによる腰痛のリスクが高まる「危険水域」の椎間圧縮力は、340kg重以上です
ところが、腰をかがめるようにして20kgの荷物を持つと、椎間圧縮力は最大で420kg重にまで上昇し、危険水域を大きく上回ってしまいます。
「ハリ胸&プリけつ」(背中や腰が丸まらないようにお尻を後ろに突き出しつつ膝を適度に曲げる)の姿勢で20kgの荷物を持ち上げると、420kg重であった椎間板圧縮力は310kg重にまで削減でき、危険水域から逃れることができます。
東京大学医学部付属病院22世紀医療センター 特任教授 松平浩先生
座りっぱなしだと腰が痛くなることがありますよね。直立した状態での椎間板への負担を100とすると、座ると140,座って前傾すると185にもなるんです💦。
何気ない日常動作でも、思った以上に腰に負担がかかっています。
姿勢を良くしたり、ストレッチで負担を減らしましょう。
この体への小さな気遣いが、とても大事です♡。
今回の気づき
セミナーでは、中枢部の興奮を抑える(頭蓋骨、環椎、仙骨)、S字彎曲調整(頸椎、胸椎、腰椎)、上肢、内臓の反射区(足裏)、手首、足首、腰へのテーピング等を実習しました。
腰痛の人はハムストリングスに筋張った硬結ができていることがありますが、今まで硬結をとるのに時間がかかっていたのですが、腱反射をつかえば簡単に緩めることができると分かり、目からウロコでした。
お客様への負担が無く、素早く、安全で効果的な施術を目指し、日々精進しています。
体調を整えて、本格的な夏を迎えましょう(^▽^)/。
お待ちしています。
~健康寿命を10歳長く~ …yell