ペットボトル1本分、余分に水を飲んで、調子が良くなりました♪。

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よく頭痛がする、寝つきが悪い、昼間に眠たい、頭が働かない、食欲減退、便秘、肌荒れ、運動能力の低下、疲れやすい、だるい、筋肉痛、足がつる・・・etcこれって水分が足りないと、起こる症状なんです。

(もちろん水分不足以外にも原因がある場合もあります。)

「喉が渇いたら、水分を摂るようにしてますよ!。」と、私も言っていましたが、これでは手遅れの場合がほとんどです。

なぜなら人間の口渇感はとてもいい加減だからです。水分補給の際は口と咽頭の刺激で飲んでいるので、足りてなくても飲むのを止めてしまいます。平均して必要な量の6割しか飲まないそうです。(暑い時期の冷水ならもっと少なくても満足してしまいます。)

とくに最近は、マスクをしている時間が長いので、喉の渇きを感じにくくなっています。

ちなみに「喉が渇いた!」と感じる力も年齢と共に衰えます

なので、一番良い方法は「喉が渇いていなくても、薬のように時間を決めて飲む!。」です。

(参考:「健康のため水を飲もう」推進運動 by厚生労働省)

必要な水分量

体の50%~70%は水分で、年齢と共に少なくなります。

筋肉は75%、脂肪組織は33%が水分なので、男性より女性の方が、脱水になりやすいです。

個人差はありますが、成人女性は約55%ほど。体重60kgなら約33㎏が水分ということになります。

【1日の水分摂取量】2400ml~2800ml

飲料水等、食べ物の中に含まれる水、代謝水(タンパク質や炭水化物、脂肪などの代謝によって得られる水)=総量は1日約2,500mlです。

内訳は飲料水から約1,200ml、食事から摂取する水は約1,000ml、代謝水は約300mlです。

【1日の水分排出量】2400ml~2800ml

尿や便、皮膚および呼吸から自然に蒸発している水分である不感蒸泄=総量は1日約2,500ml排泄されています。

尿量は約1,500ml、便は約100ml、呼気は約300ml、汗は約600ml排泄されます。

 

大切なのは、摂取量が少なければ、排出量を減らせば良いという単純な話ではないということです。

体内の水分は、常に循環していて

体温を維持するためだけに、少なくとも700~1000mlの水分を汗や呼気として排出する必要があります。

老廃物を尿として排出するために、健康な成人では1日あたり1500ml前後の尿量が必要です。

腎臓の機能は30歳頃から下降し、70代でピーク時の60~70%になります。年齢を重ねるほど水分を多めに摂って、尿によって老廃物をしっかり出したり、ミネラルバランスを整えたりしなくてはなりません。

水分不足になると、どうなる?

脳、消化器、筋肉をそれぞれきちんと機能させるためには常に体液を循環させることが欠かせません

逆にいうと体液が不足すると、この3カ所に真っ先に不調が表れやすくなるのです。

それが、最初に挙げた不快な症状です。

よく頭痛がする、寝つきが悪い、昼間に眠たい、頭が働かない・・・脳

食欲減退、便秘、肌荒れ・・・胃腸

運動能力の低下、疲れやすい、だるい、筋肉痛、足がつる・・・筋肉

何を飲んだら?

常温の水や白湯がよいです。(糖分、カフェインを含まないもの)

発汗が多い時期は塩分を少量プラスして。

【更に発汗する場合、経口補水液(以前、TVで紹介されていたレシピがこちら↓)】

  • 水 1ℓ
  • 塩 3g
  • 砂糖 20g(蜂蜜にしてもOK)
  • 好みで、レモン、グレープフルーツ等の果汁 大さじ2~4杯

ポイントは、美味しいと感じるほど味を濃くしないこと。実際、美味しくも不味くもありません。

どれくらい飲んだら?

1回に150~200ml(これ以上多く飲むと吸収されなかった分は尿として排出されてしまいます。)を7~8回に分けて飲み、一日あたり合計1.2Lを目安に飲むと良いようです。

無いとは思いますが、飲み過ぎもよくないので気を付けましょう。

水分不足による不快な症状は、体内の水分が2%足りないだけで出てきます。(体重60kgの成人女性の場合は、約660㏄)

自覚していなくても、とりあえずペットボトル1本分の水分を、普段の飲食に加えて余分に飲んでみてください。

実際、飲んでみたら・・・

実際、心がけて水分を摂るようにされたお客様は、「頭痛が出にくくなった。」「疲れにくくなった。」「体調が良くなった。」と仰っていました。

自分も、「頭がすっきりする。」「疲れにくくなった。」「筋肉疲労が残りにくくなった。」「足や腕がつらなくなった。」等々の実感がありました。

今まで慢性的に水分不足だった事に気付けて本当に良かったと思いました。

忙しいとうっかり飲み忘れてしまうのが難点です(^^;)。

水筒に白湯を入れておくと継続しやすいです。

(お願い)施術の前後は、必ず!水分多めにとりましょう。

施術は、関節の可動域をひろげ、左右前後のバランスや筋肉の強弱をそろえ、硬結をゆるめ、血液・リンパ液・脳脊髄液の循環を良くします。

水分不足だと、固まった箇所にあった老廃物、カルシウム、炎症物質のようなものがスムーズに流れにくくなってしまいます。

ですので、お客様には施術後ノンカフェインの温かいお飲み物をお出ししています。

それだけでは足りないので、施術後3日位は意識して水分多めに摂っていただくと回復が早いですよ。

それではまた。お健やかに。

~健康寿命を10歳長く~  ・・・yell