マスクの影響 ②体の中編
マスクの影響②体の中編です。
マスク生活も3年目、慣れたといえば慣れましたが、わずらわしいと思う気持ちは変わりません。
先日、スーパーへ買い物へ行った際、「今日は体調いいのかな(^^♪。さっぱり爽快~♪。」と思っていたら、マスクし忘れていました。今どき、それは無いですよね💦。慌てました。
マスク生活が長期化するにつれ、データも集まり、自分の感じてきた不快感が、気のせいでなかったことが分かってきました。
これって、マスク頭痛?
ご存知の通り、脳は体の中で最も酸素を必要とする臓器なので、酸欠にとても弱いです。
- マスクをつけると、吸い込む酸素量が減り(通常と比べて87%に減少)、二酸化炭素濃度が上昇➡
- 軽い高山病のような状態になる。頭痛、疲労感その他の症状 (※参考:「マスク頭痛の原因と対処法」五十嵐久佳医師)
- マスクを付けると、呼気がマスク内に残り二酸化炭素濃度が上昇(二酸化炭素が約30倍になる場合も💦)➡
- 血管が拡張し筋肉が緊張しやすくなる→頭痛、肩こりが悪化
- 特にこれから迎える梅雨の時期は、湿度が高いので体感温度が上がり呼吸がふえ、二酸化炭素濃度がさらに⤴症状もさらに悪化
- マスクを付けると、口呼吸になりやすい(鼻呼吸より取り込む酸素が少なくなる)➡
- 酸欠気味で疲労感を感じやすい。免疫力が下がる。歯並びにも悪影響。その他もろもろデメリットが…
コロナ禍で、精神的にも長期間にわたってストレスにさらされつづけていますから、脳にはダブルパンチですよね。どおりで、何だかすっきりしない訳です。
姿勢と自律神経
- マスクを付けると、呼吸が浅く早くなりがちになり、横隔膜の動きが小さくなります➡
- 自律神経の交感神経優位が続きリラックスできない。
- ストレスがあると、私たちはストレスから身を守ろうと無意識に背中を丸めることが多くなる➡
- これも交感神経優位になる要素です。逆に猫背になっていると思ったら、自分がどれだけストレスを感じているか冷静に見直しましょう( ´∀` )。
- デスクワーク(長時間、座った姿勢の作業)、リモートワークや在宅勤務(高さが体に合っていない机と椅子で作業)や家事(体の全面でする仕事が多い)、長時間のスマホの使用は➡
- 姿勢が悪くなりやすく(猫背)、首の後ろ、肩、背中、腰に張り・コリ・痛みが出ます。それが緊張型頭痛の原因にもなります。また目の疲れも頭痛の原因に。
- ちなみに、成人の平均的な頭の重さは体重の約10%です。50㎏の人なら約5㎏(5㎏の米、11ポンドのボーリング球)です。首の角度が15度傾斜すると負荷は2倍(10㎏)、30度傾斜すると3倍(15㎏)と言われています。負荷が大きい割に自覚しにくいので、気を付けましょう!。
- 様々な要因で猫背になりがちですが、一旦猫背になってしまうと、それが原因で全身の機能が低下し、メンタルヘルスにも悪影響を及ぼします。こうなると負のループです。
耳に当たって痛い!だけではすまない
- マスクのヒモで頭を圧迫されたり、首・肩の筋肉にコリがでたり、それが原因で片頭痛が出る場合もあります。
- マスクのとても弱い力でも、耳がずっと前に引っ張られていると顔へテンションが集まってきます。普段も顔に力が入りがちですから、なおさらです。眉間のシワが深くなっていませんか?。
- 実は、耳は多くの体の部位に影響するんです。耳は、整体的な観点からみても、美容面でも重要ポイントなんです。ですから、常に圧迫や負荷がかかる状態というのは、とても良くないです!(詳しくはまたの機会に)
これからの季節は、熱中症のリスク⤴
マスクを付けると、熱中症のリスクが増すことは、コロナ禍早期から指摘されていて、厚労省からリーフレットも発行されています。
マスクを付けると、喉の渇きに気付きにくくなりますし、小まめに水分を取りにくくなりますよね。
ポイントは、喉が渇いてなくても水分を摂ることです。
すぐできて効果的な対策
- とにかくマスクを外せる状況を見つけて賢く外す!です。
- 30秒程度でも効果あり(前出:五十嵐先生談)。
- 車の運転時や散歩(2m以上間隔をあけられる時)は、すぐ外しましょう!(もちろん触る手は清潔にして)
- 口呼吸なっていたら、マスクの下でも笑顔呼吸をする。
- 横隔膜を意識して深呼吸する。
- 特に、ゆっくり息を吐くことを意識する(横隔膜が上がる)。4秒鼻から吸って、4秒息を止め、8秒かけて口から吐く。吐ききることに集中すると良いです。
- ストレスをためない。ストレスの原因を減らす。ストレス解消を心がける。
- 散歩、ウオーキング、アロマオイルを入れたお風呂に入る、友人との雑談…etc。(←これで気が晴れる人は多いです。)
- マインドフルネス(瞑想。短時間でもOK。)
- コーピング(気晴らしリスト100。最近のマイブームは、「カフェラテを片手に人工島で桜島を眺める。」です。
- ストレス対策に効果的な幸せホルモン「セロトニン」を増やす生活習慣を取り入れたり、材料になる食品を摂る。
- 姿勢を良くするよう心掛ける(座骨の上に自分の頭が乗っているイメージで整えると負担がかからず、疲れにくいです)。ストレッチをして筋肉をリセットする(縮みがちな大胸筋、股関節、太ももの前の付け根、膝の裏側、ふくろはぎ等)
- 耳を根元からつかんで、ゆっくり、優しく、くるくる回す(頭、首、肩が緩みます。唾液の分泌も良くなります。)。眉間のシワにい気付いたら、作り笑顔でも良いので、笑って眉間を広げましょう。全身も緩みますよ。
不調は長引かせない
不調を感じたら、対処をして長引かせないことです!。脳が不調に慣れてしまうと改善しにくくなります。
不調は体からの大切なメッセージです。場合によっては病院での治療が必要かもしれません。
ちょっとしたセルフケアで健やかに過ごせます(^▽^)。
自律神経の不調改善、姿勢の矯正等、整体で体の回復を促す方法もあります。
1つしかない大事な体です。我慢せず、対処しましょう。
マスクが外せる日が、早く来てほしいですね。
~健康寿命を10歳長く~ …yell