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可視総合光線療法とは

可視総合光線療法とは、専用のカーボン電極を使って発生させた光(弧光)と輻射温熱を、症状や体の状態に合わせて肌に直接当てる治療法です。

この療法では、光の刺激と輻射温熱効果によって血行を良くし、新陳代謝を活発にすることで、体が本来持っている自然治癒力を高めます。さらに、原因がはっきりしない難病にも関係する免疫機能のバランスを整える効果が期待されており、さまざまな症状の改善や健康維持に役立ちます。

可視総合光線は、太陽光と同じように紫外線・可視光線・赤外線を含んだ「フルスペクトル光線」です。ただし、太陽光と比べて紫外線の量はごくわずかで、人体に有害とされる短波長の紫外線は含まれていません。そのため、オゾン層の破壊による太陽光の影響が気になるこれからの時代に、安全に太陽の恵みを受けられる光線として期待できます。

自然治癒力を高める光線療法には、以下のような多彩な作用があります。

(以下、「一般財団法人 光線研究所・付属診療所」ホームページより抜粋)

  1. 光化学作用
  2. 血液循環の改善作用
  3. 生体リズムの調整作用
  4. 鎮痛・消炎(腫脹吸収)
  5. 免疫増強作用
  6. 肉芽形成作用
  7. 殺菌作用
  8. 解毒作用
  9. コレステロール低下作用
  10. 消痒作用
  11. 利尿作用
  12. 筋力・運動機能向上作用
  13. 呼吸機能改善
  14. 神経機能改善
  15. 睡眠改善
  16. 食欲・便通改善

1.光化学作用

皮膚が可視総合光線に含まれる紫外線や波長の短い可視光線を吸収すると、光化学作用によりさまざまな光産生物質が生成されます。現在までに50種類以上の物質が科学的に解明されており、全身の様々な器官の働きを調整します。

代表的な光産生物質であるビタミンDには、以下のような作用があります。

  • 骨の強化
  • 生活習慣病・アレルギー性疾患の予防と治療
  • 角化細胞の増殖抑制
  • 発がん抑制
  • インスリン分泌の調整

2. 血液循環の改善作用

可視総合光線に含まれる僅かな紫外線は血管を拡張させ、可視光線と赤外線は体を温めることで血液循環を改善します。さらに、冷えや過労・ストレスなどによる交感神経の過緊張を和らげ、副交感神経の働きを高めることで血流を促進します。

特に下肢を重点的に照射することで、末梢部から心臓への血液の流れを改善し、全身の血液循環を向上させます。

3. 生体リズムの調整作用

人間の体内時計は約25時間とされており、この1時間のズレを調整するのが可視光線です。可視光線を浴びることで昼夜の区別が明確になり、自律神経(交感神経と副交感神経)の切り替えをスムーズに行えます。

また、可視光線は生体リズムに関連するホルモンの分泌を促進し、特にメラトニンやセロトニンの産生を助けることで、不眠・時差ぼけ・季節性うつ病の改善に役立ちます。

4. 鎮痛・消炎(腫脹吸収)

痛みは、色々な原因によって知覚神経が刺激され、脊髄を通って、大脳で痛みとして認識されます。脊髄を通った刺激の一部が交感神経と運動神経を刺激し、前者は血管を収縮させ、後者は筋肉を緊張させ、血行が悪くなり、酸素や栄養が不足します。さらに、患部では、炎症により発痛物質が生成され、一層知覚神経を刺激します。

可視総合光線療法は、収縮した血管を拡張し、緊張した筋肉を緩め、温熱作用と相まって、血行を改善し発痛物質であるプロスタグランジン、ヒスタミン、ブラジキニンなどを速やかに除去し、酸素や栄養を供給しますので痛みの緩和に有効です。

また、痛みの軽減作用とともに強い抗炎症作用があるため、痛みと腫脹をともなう様々な疾患に有効です

5. 免疫増強作用

免疫力とは、さまざまな外敵からからだをまもるために備わった防衛システムのことです。免疫の最前線は、外界と接するのどや鼻・気管支・胃・腸などの粘膜組織で、外界からの細菌・ウイルス・異物などを排除する働きがあります。

光線療法は血液循環を改善し、体温を上げ粘膜の働きを良好にし、白血球の遊走能・食菌能を高めることで免疫機能を活性化します。白血球の働きを高めることで、感染症の予防やアレルギー症状の緩和に役立ちます。

6. 肉芽形成作用

創傷部への可視総合光線療法は、まず血行を改善することにより炎症物質や老廃物の除去を速やかに行います。さらに栄養・酸素が十分に送られますので、患部組織の再生が促進されます。

加えて、本療法に用いる光線に含まれる可視光線の赤色光は、創傷治癒に必要な肉芽形成を担当する線維芽細胞の増殖を促す作用があります。皮膚や組織の再生を促進し、傷の治癒を早める作用があります。

7. 殺菌作用

光線に含まれる僅かな紫外線が細菌を殺菌し、皮膚感染症や創傷の二次感染を防ぐ効果があります。

8. 解毒作用

肝臓や腎臓の働きを活性化し、体内の毒素を排出する力を高めます。

なお、青色領域の可視光線は、血中に増加した脂溶性ビリルビンを水溶性のビリルビンへ変化させる作用も認められており、新生児重症黄疸の予防と治療にも利用されています。

9. コレステロール低下作用

可視総合光線療法は脂質代謝や肝臓の働きを改善し、細胞へのコレステロールの取り込みを促進することで、血中の余分なコレステロールを減らします。

また皮膚内では、7-デヒドロコレステロールをプレビタミンDに変換してビタミンDの産生を促進しますので、それによっても余分なコレステロールを減らします

10. 消痒作用

アレルギー反応や皮膚の炎症を抑え、かゆみを軽減します。

湿疹やじんま疹、アトピー性皮膚炎などの皮膚では、炎症や免疫異常、ヒスタミンなどの痒みを引き起こす物質の増加などにより神経線維が刺激されることで痒みが発生します。

可視総合光線療法は痒みの原因である炎症や免疫異常を是正し、痒みを引き起こす物質の産生を抑制することで、痒みを抑えます。

また皮膚病だけでなく糖尿病、腎臓病、肝臓病など様々な疾病に起因して起こる痒みにも効果がみられます。

11. 利尿作用

腎臓は、血液中の老廃物をろ過し、余分な水分と共に尿をつくっている臓器です。

可視総合光線療法は、全身の血液循環を改善し、腎臓に流入する血液の量を増やします。

さらに、腎臓自体の働きも良くすることで、尿量を増やす利尿作用に優れています。

この利尿作用により高血圧、心臓病、腎臓病、種々のむくみ、夜間頻尿などの改善にも役立ちます。

12. 筋力・運動機能向上作用

可視総合光線療法の光と温熱作用により、筋肉への血行が良好になり、筋肉・関節が柔軟になるため、筋力が高められ、運動機能も向上します。

また、可視総合光線療法ではビタミンDが産生されますが、ビタミンDには、骨組織の強化のみではなく、筋肉増強作用やからだの動揺抑制作用が最近明かにされています。

長寿高齢化社会においては、筋力や運動機能向上の作用は、転倒や骨折を予防し、元気に動けるからだでいるためにたいへん大切なことです。

13. 呼吸機能改善

可視総合光線療法の光と温熱は、呼吸に関係する筋肉を柔らかくし、動きを良くすることで、深く大きな呼吸が可能となり、酸素を十分に取り入れられるようになります。

また、可視総合光線療法の可視線を吸収した赤血球は、酸素運搬能力が高まるため、血液循環が改善されることとともに、全身に酸素を十分に供給することができるようになります。

14. 神経機能改善

可視総合光線療法は光と温熱作用により末梢神経への血流を改善し、神経を活性化します。

受傷した末梢神経の回復を促進し、神経の働きを良くするため神経機能が改善されます。

神経麻痺の回復を促進したり、末梢神経障害による手足のしびれ・痛みの改善に有効です。

15. 睡眠改善

脳の充血や心身の緊張、からだの冷えなどがあると、不眠症になったり、質の高い睡眠をとることができません。

可視総合光線療法は、全身の血液循環を良好にし脳充血を取り、自律神経を調節して心身の緊張を和らげてリラックスさせます。

また、睡眠に深く関わる脳内ホルモンの分泌も調節しますので、心地よい睡眠の導入を促します。

16. 食欲・便通改善

可視総合光線療法による皮膚、内臓の血行改善とヒスタミンなどの光産生物質の作用により、消化液の分泌促進や蠕動運動を改善し消化・吸収を円滑にするため、食欲を増進させるとともに、便通を良好にします。


可視総合光線療法は、健康維持や病気の予防・治療に幅広く活用できる自然療法です。

効果的な施術ができるよう、「一般財団法人 光線研究所・付属診療所」にて施術者としての研修を受講し、認定を受けたうえで施術を行っております。

整体との相性が良く、より効果が上がります。

ぜひお試しください。